パスタ作りに挑戦しようと思い気合を入れてパスタを作ってみたものの、茹ですぎて失敗した経験はありませんか?
食べる時に一番おいしい硬さになるように仕上げるためには1分前にはあげるとか、そうではなく2分前だとか諸説がいろいろありますよね。
一体どのタイミングでパスタをお湯から上げればいいのか?
そのタイミングはパスタの太さや種類によって変わってくるのが現実です。
今回はどんな種類のパスタでも一番ベストなタイミングで湯から上げてソースに絡めて仕上げる方法、茹でる工程で失敗しない方法を紹介していきます。
Contents
失敗しない茹で方と塩の量、茹で時間は?
パスタをちょうどういい硬さに仕上げるために注意しなければいけないのが、
- アルデンテの硬さを知ること
- お湯の量と塩の量を知ること
- 時間に捉われずパスタの硬さを自分で確かめること
この3つです。
ではそれぞれの工程でのコツを見ていきましょう。
一番おいしいアルデンテの硬さを知る。
まずパスタが完成したときにもっともおいしい硬さは「アルデンテ(al dente)」です。
デンテとはイタリア語で「歯」のことで、アルデンテで「歯ごたえの残った」という意味です。
ちなみに日本語の”ある”とイタリア語の”al”の意味は違います。
なので”dente(歯ごたえ)”が”ある”という意味ではありませんよ。笑
完成したときにアルデンテの硬さに仕上げるためには、アルデンテの硬さがどんなものか?知っておく必要があります。
パスタ屋さんに実際に食べに行けば一発でわかりますが、言葉で説明するなら「芯」が少しだけ残った状態のことを言います。
歯切れがよく、軽く芯があり、パスタはそこまで柔らかくない状態です。
この状態に仕上げるためにパスタを茹でるお湯の量や、表示時間よりも早めに引き上げるということが大事になってきます。
お湯と塩の量は?
次に大事なのがお湯と塩の量です。
パスタが全身浸かるほど大きめの鍋にお湯をたっぷり入れて茹でるのが理想です。
ですが家ではあまり大きな鍋はないかもしれません。
そういう場合はできるだけ大き目の鍋にたくさんのお湯を入れて沸かしましょう。
多めのお湯で茹でることで、パスタはもっちり仕上がります。
逆に少ないとぼそぼそとした食感のパスタになりやすいです。
なのでお湯は多めで茹でましょう。
塩の量はお湯に対して1%ぐらいがベストですね!
水1リットルに対して、10gほどです。
1,5Lペットボトルで水を鍋に入れたら、そこに大さじ1の塩を入れるイメージです。
1%の塩を入れるとかなりしっかりとお湯に塩味がつくはずです。
このぐらい塩を入れることによって、パスタをソースと絡めた時に味もしっかりついてくれます。
ただしソースの方にベーコンやアサリなどの塩分を含んだ具が入っている場合は、ゆで汁の使い方に注意しましょう。
パスタのソースに入れるゆで汁が濃くて、元々フライパン内の塩分が多い場合は味が濃くなりすぎます。
ソースを作るときは普通のお水を使ったり、半分ゆで汁で半分お水にして調節したり、塩分を見ながら調節しましょう。
一体何分茹でればいいの?
パスタを茹でる時間はパスタの種類や太さによって変わってきますので、「この時間だけ茹でればいい!」という正解はありません。
なので私がおすすめしているのは袋に書いてあるゆで時間の2分前にあげてしまうことです。
2分前だとアルデンテよりも硬い状態です。
ここでポイントなのが、早めに上げてしまった場合は、あとからまた湯に戻せば柔らかくできるという事です。
でも逆に丁度いいタイミングを過ぎてしまったパスタは、もう硬い状態に戻ることはできません。
なのでパスタは早めの2分前に上げて、フライパンの中で水分を吸わせてあげるのがベストです。そうすることでパスタを作りながら硬さを確認できます。
ただし・・・!
市販のパスタソースを使う場合は1分前で大丈夫です。
なぜなら市販のパスタソースは基本的にあとは”和えるだけ”の状態なので、水分を足して硬めのパスタを柔らかくしていくことができないからです。
自分でソースを作ってフライパンで和える場合は2分前。
市販のパスタソースを使う場合は1分前。
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これだけ覚えておきましょう。
どんな太さのパスタでもアルデンテを逃さないためのコツ
アルデンテに仕上げるコツは2分前の早い段階でパスタをあげる。
そして後から調節するということを説明してきました。
そうすることで自分が一番おいしいと思ったタイミングでパスタを完成させることができます。
具体的な手順まとめ。
①2分前にパスタをあげ
②フライパンの中でソースに合わせる。
③合わせながらパスタの硬さを確認する。
④そしてまだ硬ければ少しゆで汁を足してパスタを柔らかくしていく。
ゆで汁を足すと水分が加わるためパスタが水分を吸い、徐々に柔らかくなります。
少しずつ水分を足していって、アルデンテの食感になったらお皿に盛ればOKです!
(ただし塩分には注意!普通のお水を使うなどして工夫しましょう!)
まとめ
パスタは種類や太さによって形も給水の具合も変わります。
アルデンテの状態で仕上げるためには、「何分茹でればいい。」という決まりはありません。
だからこそ自分で味見をしつつ、パスタの硬さを見ながら、2分前にはお湯からあげて徐々にゆで汁などでアルデンテに近づけていきましょう!
プロでもタイマーなどを使って時間を計ったりしますが、途中や最後で硬さや塩加減を必ず自分で確かめます。
逆に言えば自分で硬さをこまめに確認しながら作っていれば、アルデンテを逃すことは絶対にありません。
茹ですぎなければ後から調節できるからOKということですね!
アルデンテを知る!お湯は多め!塩は1%!2分前にあげてフライパンの上で硬さを調節!
これができれば失敗はしません!
ぜひこの茹で方でパスタを一度作ってみてくださいね!
また、今日はアルデンテが一番おいしいという前提で話しましたが、「そうではない!」とい言われる人もいます。
これは個人の好みですので、自分が一番おいしいと思える硬さを見つけたりしても料理がまた楽しくなると思います!
ですが今回の茹で方を覚えれば、どんな硬さにも対応できますので、お好みの硬さを見つけてタイミングバッチリにパスタを引き上げられる腕をつけてしまいましょう!
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